オクトラ2、もうめちゃくちゃ面白かったです!!!
前作の体験版をプレイして、HD-2Dの技術がまだ甘めに感じて見送りしたのですが、今作は前作を踏襲しつつパワーアップしているという、理想的なシリーズものすぎて、感動しました。
体験版も出ているので、プレイしてみて好感触であれば是非購入してみてほしいです。
携帯性にこだわるならSwitchですが、そうでなければロード時間が短く画質も綺麗なので、PS5や高性能なPCがおすすめです。
8人の主人公みんなが大好きになりました。
今年プレイしたゲームの中でも上位に入る手ごたえで、発売日当初にプレイして本当に良かったです。
裏ボスなどはまだで未探索な箇所もあるのですが、クリアしただけでもかなりの槍ごたえがあって面白かったです!
シナリオや表現について不満がありますが、とても面白かったので3にも期待しています。
シナリオ
前作をプレイしていた方が理解は深まりそうですが、そうでなくてもプレイに支障はありませんでした。
CERO:Dだからかもしれませんが、下ネタなど多めで健全なファンタジー世界観を想像していたのでちょっとここは意外でした。
詳細は後述しますが、なんというか入れる意味ある?みたいな下ネタで、正直蛇足に感じました。特にある場面においてはかなり嫌悪感を感じるシーンもあったので、そこまでして入れる意味ってあるのかと感じました。
物語は8人それぞれあるのですが、クオリティに個人差があるようには感じたものの、概ね楽しめました。
世界中を巡る冒険がメインだと考えており、シナリオは正直おまけ程度に考えていたのですが、泣き所もあったりと作りこまれている箇所もありました。
ただシナリオメインで考えるには弱いかなという感じです。世界観は作りこまれているので、それらも含めて堪能すると考えると楽しかったです。
サガシリーズのようなイメージだと分かりやすいかもです。FFのようなシナリオが売りのようなRPGではないので、それを分かった上でプレイする分には面白かったです。
今後のシリーズ展開では、シナリオ面が強化されると嬉しいです。
8人いるのでどうしてもクオリティに差が出てしまうところはあると思うのですが、今回は特に個人の終盤の章において、結構個人差が出てしまったかなと思います。
個人的にはオーシュットやキャスティのシナリオが面白かったです。この2人のシナリオは特に泣きました。
パーティチャットがあることで、仲間感が出ているのも良かったですね。
みんな基本仲良しで見ていて和みました。
システム
システム面ではかなり快適にプレイ可能なように作りこまれていて、移動が快適でした。
戦闘面も工夫すれば難易度を下げてのプレイが可能であったりと、難易度の調整こそないものの、自分でやろうとすれば出来るような感じです。
ランダムエンカウントですが頻度もそんなに多くなく丁度良い塩梅ですし、プレイを進めるうちにエンカウント半減可能なので、そこも良いなと思いました。
仲間それぞれに設定されているフィールドコマンドで、街の住民から情報を聞いたり、アイテムをもらったり奪ったりするのはとても楽しかったです。
ここの作りこみが素晴らしくて、街巡りをするのがすごく楽しかったです。
住民によってはとんでもない経歴をもっていたり、かなり強力な武器をもっていたりと、住民と話すのがこんなに楽しいRPGはなかったなと思います。
序盤から協力な武器を手に入れたり、強力な住民を仲間にして戦闘で活躍させたりと、やり方によって色々なプレイが出来る自由度がたまらなかったです。
Switchでプレイしましたが、最初は気にならなかったものの長時間プレイするにつれて、ロード時間が気になりはしました。
再プレイしたいなと思っているのでその際はPS5でプレイ予定です。
グラフィック
グラフィック面ではかなり進化していると感じました。
昼と夜でも街やダンジョンの印象が変わって、それぞれ違う美しさがドット絵で表現されていて、感動しました。
ドット絵というと、ファミコンでプレイしていたFF6やツクールシリーズの印象が強いのですが、立体感や光と影の描写など、圧倒的な美しさを感じて感動しっぱなしでした。
今までもHD-2Dのゲームをプレイしたことはあったのですが、その時はイマイチ物足りなさを感じていたのですが、今作でその思いは吹っ飛びました。
今後のHD-2Dを用いたゲームにはかなり期待出来そうです。
FFのようなリアルな美しさのグラフィックも良いですが、こういったドット絵も美しくて大好きです。
元々ドット絵に馴染みがあって好きなので、こういったグラフィックのゲームが増えてほしいな~という気持ちです。
正直この技術でFF6をリメイクして欲しかった気持ちがあります。
必要性もなく不愉快に感じた下ネタを使った表現
下ネタがちょいちょい出てきて頻度は高くないのですが、しょうもなさと気持ち悪さが凄くてものすごく悪い意味で印象に残ってしまいました。
アグネア編の序章では、妹のパーラがアグネアに男も女も胸で誘惑したら良くない?桃(胸)は大きい方が良い、みたいな発言をするのですが、この発言を悪気なく仲の良い身内にする、というのが気持ち悪すぎてこの作品にかなりの不安を抱いてしまいました。
アグネアはそれをまあ流すのですが、もうここの表現が気持ち悪すぎてびっくりしました。
こんなこと仲良い身内でも言われたらかなり不愉快だし、実際身内ではないけど言われたことがあって、その時かなり惨めで辛かったんですよね。
男性版に言い換えると下記を仲良しの身内に悪気なく言われた感じです。
「男も女の大きい男性器が好きだからそれを使って人を誘惑すればよくない?男性器は大きい方が良い」
正直かなり差別的だし、それを意図しているならまだ良いんですよ。でも多分そうじゃないなって。
こんな差別的な下ネタを堂々とメインシナリオに入れてくるのが本当に気持ち悪すぎて、ドン引きしました。
他にも下ネタ表現はあるのですが、それはただの下ネタだな~という感じでまあわざわざ入れる意味ある?って感じではあるんです。一言でいうとしょうもないとは思いましたが。
パーラは他にも料理が得意な女の子に「良いお嫁さんになるね」みたいなこと言っていて、前時代的な差別表現の担当のキャラなのかな?と思ってしまいました。
いやそういう発言をするキャラを意図しているんなら良いんですよ。でもそういう感じもしないので、なんだろうこれはと思ってしまって。
アグネアって結構仲間内でもメインヒロインのような描かれ方をしていると感じたんですが、その立場のキャラにこんなことするんだ、みたいな驚きがありました。
この表現を見かけた時びっくりして、買ったの失敗だったかな~とさえ思いました。
結果的に面白くはあったんですが、面白いけどあれ気持ち悪かったな~みたいな感触なんですよ。
本筋に全然関係ないしょうもない表現のせいで、正直台無し感はあります。
まああんまり言及している人も見かけなかったので、自分が気にしすぎなのかもしれないと思いましたが、やっぱりどう考えても気持ち悪いよな、という考えになってしまいました。
まあ他の下ネタも私は白けてしまったので、尚更入れる必要ある?って感じでした。
他の人に勧める時、「気持ち悪い発言とか白ける下ネタあるけど、めっちゃ面白いRPGだよ」って言わなくちゃいけない辛さです。
ゲーム自体はとても面白いだけに辛いです。
頼むから次回作はここを改善されてほしいです。辛い。
全体的にはとても面白く熱中してプレイ出来たので、一部表現やシナリオが改善されたら本当に神ゲーです。いやそれがあっても私的にはかなり大好きなゲームなので、尚更なんか辛いんですが。
まあ、全体的に気持ち悪い差別的な下ネタがあったら無理だったけど、本当に一部だったので何とかなりました。
オクトラ3にもかなりの期待を寄せていますので、どうにかよろしくお願いしたいところです。
設定資料集とか欲しいくらいに好きなので、これが発売されるのを楽しみに待っています!!!