フィンチ家、前のセールで買ったのをようやくクリアしました!
最初は操作も含めて???って感じで始まるのですが、中盤になるころには夢中でプレイして数時間で一気にクリアしました。
操作性やアクション性は正直そんなに良くないと思いますが、独特の雰囲気に呑まれて楽しくプレイさせていただきました。
グラフィックや音楽は作品の雰囲気に合っていて良かったと思います。
ただ暗めのグラフィックなので、端末よりテレビモードの大画面でプレイした方が良いとか思います。たまに暗くなりすぎてよく分からなくなるし、大画面の方が酔いにくい気が。
全体的にTHE洋館って感じ。一番印象的だった人のお部屋ですが、部屋に蔦あるのすごい。海外では普通ですか?
わりと大幅値引きでセールされていることも多いので、その時期に買うのが良いかも。
700円前後で楽しめると考えたらお買い得だと思います。
Edith Finchに残っているのは、ワシントン州の家族についての奇妙な物語の集まりです。
『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』(原題:What Remains of Edith Finch)は、ワシントン州のとある一族に関する奇妙な物語集です。プレイヤーは一族の血を引くエディスとして、フィンチ家の風変わりな屋敷を舞台に家族の軌跡をたどりながら、なぜ彼女が最後一人の生存者なのか謎を解こうとします。遠い昔から現在に至る追憶…それぞれのストーリーを見つけるたび、その家族の命が尽きた日の人生を体験していきます。
ゲームプレイもストーリーの調子も、フィンチ家一族のメンバーと同様にさまざま。共通しているのは、各人物の体験が一人称視点でプレイされることと、それぞれの物語が死で終わる点だけです。
究極的には、我々のまわりに存在する、広く知られざる世界に驚かされるさまを描いたゲームです。
一族の人々が何故亡くなったのかを辿っていくシナリオなのですが、日本語の字幕が画面の視点の先に表示されるのには驚きましたww
最初何が起こったのかとwww実際に味わってほしいですww
それもすぐに慣れ、フィンチ家の人々が何故亡くなったのかを辿っていくことに夢中になりました!
最近ゲーム挫折することが多かったので、その点は安心した!!ありがたい!!!
時折幻想も交わりながら淡々と進んでいくのですが、不思議ともの悲しさよりも、一族を見届けた満足感でEDを迎えました。
多くを語らない作品ではありますが、死生観など、プレイヤーに考えることを訴えてくるようなシナリオで面白かったです。
以下ネタバレ
登場人物たちのほとんどは亡くなっており、悲劇的な結末を迎えているのにも関わらず、(個人的に)EDの悲壮感がなかったのは、エディスが前向きに生きていたからかもしれないですね。
彼女は出産後亡くなり、子供が墓参りに来ますが、彼はフィンチ家の辿ってきた結末とは違う未来を歩んでほしいですね。
一族の死因は事故が多く、心因性からくるものもありますが、なんだろう、この一族、死と上手く向き合えてない感じがするというか。
エディスが作中言っていたように、呪いがあると信じ込み、呪いにしてしまったような気がします。まあこれだけ身内が亡くなれば無理もないかもしれない。
子供が亡くなることも多く、特に親なら精神的に参り、向き合うことが出来ないのも分かる気はします。
モリーは最初から幻想も死因も中々でしたね。ネズミの餌など食べ始めた時びっくりしたよw死ぬじゃん!と思ったら死んでた。彼女の幻想が一番すごかったかも。
バーバラの死により引きこもるウォルターや、弟の失踪に責任を感じるルイスなど、精神的に参ったことが原因なのは本当に可哀想でした。
これらって、フィンチ家の人々が呪いだと思い込んでいるのも原因の一部だとは思うので…
カルビンやグレゴリーなど、不注意による幼児の事故死もキツイなぁ。
もし自分に子供が居て、こんな風に死なれたらと思うと辛いですね。
一族全体、死への向き合い方がなんというか、うーん、上手く言語化出来ないけど、よろしくない感じがして、不気味ではありました。
故人の部屋は残したままとか、お墓から最初に作るとか、なんかそうじゃない感。まあこれは文化の違いもありますし、なんとも言いにくいところではありますが。
エディスの息子はその因果から断ち切られた存在とはなるのでしょうが、彼が一体どんな人生を送るのか。
プレイヤーの想像に委ねる箇所の多いシナリオですが、こんな風にプレイヤーの想像力に訴えかけてくるのは面白いですね。
テーマもかなりシリアスで思いきっているなぁと思いました。
アクション要素は単調なものが多く、操作性もサクサクとはいいがたく、そのあたりは多少ストレスですが、プレイして良かったです。
普段プレイしているものとは毛色の違うものですが、良い気分転換になりました。