エモ日記

好きなゲームの感想がメインです。たまに本とかコスメとか

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ 感想

暁月のフィナーレ終わりました!!めちゃくちゃ人気すぎて凄すぎます。

今回はハイデリン編として完結しましたが、伏線が回収されて情報量がかなり多かったですね。

個人的には実は漆黒の方が好みなんですが、完結編という意味で、一つの区切りとして感慨深く、本当に楽しませてもらいました。

個人的にコンテンツファインダーとか少なめに感じたのも良かったですw

光の戦士たちよ。託された希望の輝きで、終末から世界を救え!
光の氾濫による消滅の運命から、分かたれし第一世界を救った英雄"光の戦士"と"暁"の賢人たち。

原初世界へと帰還した彼らを待ち受けていたのは、古の昔、世界を襲った「終末」の再来だった!

各地で巻き起こる絶望的な戦いは、すべての命に終焉をもたらしてしまうのか……。

託された想いを力に変え、光の戦士は、星の海へと漕ぎ出してゆく――。

全世界の仲間と共に、最新のファイナルファンタジーへ飛び込もう!

 

広告や販売が停止される事態もあったりと、勢い感じて凄いなwwとしか言えないです。

まあ完結編というだけあり、わりと何を言ってもネタバレになってしまいますが、泣き所が結構多くて、感動したり心揺さぶられるシーンが多かったです!

元凶については結構考察とか意見が分かれそうなのも面白かったですし、今回の内容は今までより尚、道徳の教科書か?みたいなのは好みでした。

以下ネタバレ

 

 

帝国から月に行き、古代人たちの時代から星々の遥か彼方まで行くのには感慨深かったですね。

はるか昔に古代人の時代から始まった星をめぐる冒険が終わるのだな、というのは寂しい気もしますが、ようやく戦いが終わって良かったね、という気持ちに。

 

サベネアと帝国では救えない人々と絶望的な状況で、特にアルフィノとアリゼーの苦しみと精神的成長が描かれていましたが、父親と向かい合うシーンやメーティオンと向き合うシーンでそれが遺憾なく発揮されていて、感動しました。

サベネアの竜と人の和解という今までの歩みが正しかったと思う一面がある一方、帝国人たちがアルフィノたちの救助を拒むという、今までのアルフィノたちの行いの積み重ねによる姿勢が否定されるような展開があったのは凄かった。

帝国ではやるせない展開が多かったですね。サベネアでの人々がモンスターに変わり虐殺されていくのも中々でしたが。

アルシュノは漆黒のころから、双子たちのためを想って勘当しただけで、子供たちを愛しているんだろうな~と思ったら本当にその通りだった。

子供たちに危険な目にあってほしくない、たとえ恨まれたとしても無事であってほしい、というアルシュノの愛情絡みの展開はベタかもしれませんが感動しました。

 

あと暁月の仲間たちが訪ねてくるシーンで、私はグラ・ハを選択しましたが、彼だけなんか乙女ゲーム感ない??え、急に口説き始まった…?みたいな感じで混乱したまま終わったw

彼が水晶公時代のように、サベネアで人々を鼓舞しているシーンは良かったけど!

あの乙女ゲーム展開は何だったんだwww

 

月編では、ウリエンジェの葛藤や成長を感じて感動しました。ムーンブリダとのご両親との対面も泣きましたし、彼の成長にこんなに感動するとはw

レポリットたちのアーテリスの人々を想う気持ちは真剣で、でもズレているところが可愛くもありました。

 

というか古代人編があんなにあるとはw

エメトセルクがモノローグを語っていた時点で何かあるとは思いましたが、古代人時代は予想つかない展開で面白かったです。

特にヴェーネスは凄かった…!!

めちゃくちゃメンタル強い女すぎるな。創造魔法暴発後に、古代人にかけた言葉が正論だけど、強すぎて古代人に響かなかったのも分かる。

ヴェーネスがハイデリンとして、人々を導いていた理由にも納得しました。

そんなヴェーネスが光の戦士たちと戦った後には魂も残らない、という結末を迎えるのには物悲しかったですね。

かつての同胞たちと敵対し世界を分割して、己は蛮神として世界を見守り続けるって相当ヤバいよ。この人がいなければこの星は滅んでいたかもしれない。そしてそんな彼女の終わりが、魂も残らないとは。

エメトセルク、自分にブーメランすぎてちょっと可哀想だったwww

試されていたのは古代人でもあるエメトセルクたちで、そしてそのことに気づけずに終わったって、自分だったら悔しすぎるもんなw

長く生きると、アシエンたちのように当初から歪むのが普通な気がするんですが、そんな中ブレなかったヴェーネスは本当に凄い。

多分自分に神降ろしをしたんだと思うけど、古代人の半分を犠牲にしたゾディアークに勝っただけある。強すぎるだろ。

 

古代人って、エメトセルクが言うような本当に良い人たちだったのか?というのは疑問だったので、今回で古代人の実態を知れて、納得したというか。

メーティオンによる滅びがなくても、あのままだとそのうち滅んでた感じがしますし、ヘルメスの葛藤自体は共感できるものでした。

古代人らしからぬ葛藤を抱えたヘルメスでしたが、他の惑星に答えを求め、メーティオンを追い詰めてしまった感じが、古代人らしくもあるなぁという感じです。

元凶が意外ではあったんですが、まあなるほどなーって感じです。

あのままだと他の星のように滅んでいた可能性が高そうなので、ある意味生き永らえたともいえるような。だからといって、多くの犠牲を出すきっかけとなったヘルメスの行為が正当化されるのか?という、プレイヤーによって結構解釈が分かれそうな印象です。

個人的にメーティオンは悪くないというか、加害者でもあるが被害者ともいえるし、ヘルメスの配慮の低さもある気はしますが、そもそもヘルメスが疑問を抱いたのは、古代人の根底にある価値観や文化が原因ともいえるので…という、とりあえず私はメーティオン可哀想だなーという感じです。

本人が自覚していたように、メーティオンに歩き方まで教えれなかった、もし命の意味の答えが絶望に満ちた答えの場合に、メーティオンがどうなるかまで配慮出来なかった、というヘルメスの弱さが愚かに思えるけど、それだけで切り捨てられない何かがある。

ゼノスが言っていたように他者の中に答えはないし、答えを提示されたとしてもそれ自体に納得出来るかも自分次第だなーと思います。

メーティオンのビジュアルが青い鳥のようなものであるのも、それらを暗示しているのかな。

他の惑星に答えを求める、というヘルメスの弱さが招いたことのようにも思えますが、そのような葛藤を許さない風潮である限り、古代人たちは滅んでたんだろうなそのうち。

メーティオンがめちゃくちゃかわいそう。

ヘルメスの求める答えを探しに行った先にそのような答えはなく、自分の意思に関わらず、他の星の絶望を感じ滅びを引き起こしてしまうなんて、マジでそこはヘルメス考慮しろよ、という感じですが、大きな脅威もなく、性善説で生きてるような古代人にそのような想像力はなかったのかもしれない。デュナミスパワー凄すぎるだろ。

ヘルメス個人もですが、古代人の文化により起こった滅びでもあり、メーティオンがただただかわいそう。

すべてが終わった後に、アモンがゾディアークを復活させて殺したのも、なんか分かる気がする。まあ共感までは出来ないですが…

 

最後ゼノスと戦うのは意外すぎましたwそこは追加バッチなのかとw

まあゼノスもなんか可哀想ですが、自分の欲望を満たすために周囲に損害与えすぎだろ、という点であんまり同情出来ない。

好き勝手やって、最後に自分のやりたいことを叶え、死んだのであれば彼は本望だったのかな。幽遊白書の仙水思い出してしまったw

 

星の滅びを巡る冒険の旅は終わりましたが、まだまだ解明されていない謎が世界には残っており、鏡像世界もまだ残っているので、これからどんな冒険が出来るか楽しみですね!