昔プレイして好きだったゲームのリメイクが発売されていたので、プレイしました。
リメイク前は無料のPCゲームで、リメイク版は有料(1500円)のPCゲームとなっています。
フリーゲームは商業のゲームよりも移り変わりが激しいと思っているので、昔プレイしたゲームの作者さまがまだ制作を続けられているのが嬉しいですね。
リメイク前
www.freem.ne.jp
リメイク後
saizwong.booth.pm
以下サイトからの引用です。
【あらすじ】
幼い頃、魔女と疑われた姉をこっそり逃した少年フランクは 偶然にも逃げる道中で本物の魔女と遭遇し、姉は殺害されてしまう。
殺された姉の傍らにいたフランクは、「魔女を殺した英雄」として祭り上げられる。
青年に成長したフランクは「魔女を殺す」ことを生業に生きていた。
しかし、そんな彼に殺されるのは罪も力もない女性ばかり。
そんな彼の前にシュトと名乗る魔女が現れる。
彼女はフランクに「本物の魔女を倒す力」として3つの宝玉を与える。
フランクとシュトの過去は、魔女を殺す旅を続けるうちに明らかになっていく。
あらすじからも感じられるように、独特の哀愁ただよう雰囲気の短編RPGです。
難易度が選択出来て、ボス戦のみのモードもあるので、私はそれでプレイしたところ3時間くらいでクリアしました。
ふわっとですが前作の内容も覚えていたので、ダンジョンの攻略にほとんど苦戦しなかったのが大きいかもです。
シュトがヒントをくれるので進行の攻略難易度はわりと低めだと思いますが、シュトとの記憶探しではわりと迷子になりながら進みましたw
シナリオ自体はフリーシナリオっぽい感じ。
8人の魔女を殺すのが目的ですが、どの魔女からでもOK。
核心的なことは語られず、会話などから魔女やフランクの心境を察するようなシナリオでした。
有料版だけやって??となった人はこれもやってみるといいかもしれない。色々設定が異なるところもありますが、補完になるはず。
戦闘システムは独自のものですが、フランクさえ死ななきゃOKの精神で、わりとすぐ慣れました。
演出やシステムは凝っていて、一度いった街やダンジョンにはワープできるシステムがあるので、システム面で特にストレスはなかったです。
ダンジョンに入るときや魔女との対面時に3Dのムービーが入ります。
私のPCではサクサク動きましたが、こういうのは環境によるんでしょうか。
以下ネタバレ感想
なんかうろうろしていたら最初に遭遇した魔女セイル。
寂しがりやなだけで何も悪いことしてなさそう。
というか魔女は一部除き、魔女という生き物なだけで、人間に害は与えてなさそうなんだけど、どうなんだろう。
魔女として生きているだけで、わりと害がある、という感じなんだろうか。
とりあえず、魔女というだけで迫害はされていそうではあるが。
誰かに傍にいてほしいけど、誰でもいいわけではないよねっていうね。
フランクが悪者ポジションすぎる。いや戦闘後の会話が好きなんですが。
というかシンディーの過去、全然語られなかったような?
シンディーを裏切ったの誰だっけ??
魔女たちは純粋で幼い子たちが多いな~
魔女たち、お互いが全然仲良くないのが、なんかつらいね。
魔女でも老化からは逃れられないんだね。
フールーさんのことはわりと覚えていたけど、素っ裸で現れてびっくりした。
その考え方悲しいYO~~~~
魔女たち、まじで親しい人だれもいないんだな。
仲間大好きお姉さんナーシェ。
普通のRPGなら仲間になってくれそうな女の子ばかりぶっ殺していくなフランクは。
ナーシェさんはこの中で一番話が通じそうで好き。
仲間が死んで供養が済んだ時点で、前向きに生きようという気はなかったのかもな。
不思議っ子エノラ。
ビジュアルが可愛くて好き。
エノラとセイルはどっかのリメイク時点で追加された魔女なせいか記憶がおぼろげ。
見た目清楚系なのに一番ヤバいと思った魔女シルク。
ダンジョンも本人も不気味すぎる。
でもシルクさんも被害者なんだろうなーっていうのが辛い。
ここらへんになると閃光突などの共鳴技を覚えてだいぶ戦闘が楽に。
クリスタル、イエローに塗っていて良かった。
純粋かよ~~~この子も普通のRPGなら仲間になってくれそう。
ライダの生い立ち、ハードモードすぎるだろ。
ラミアさんは欲望に忠実すぎるな。
精神も魔女じゃん!!!っていう。
飢えに苦しんだ過去があるとはいえ、他人を顧みない本当に魔女だった。
まあ、どの魔女も自分本位で生きているんですけどね。
フランクはすでに死んでおり、傍から見れば、シュトがフランクを利用して自分以外の魔女を殺した、ともとれるけど、シュトはフランクが大事だったんだろうな。
フランクが生前殺していたのは魔女ではない普通の女性たちで、魔女であるシュトの力を借りて、本当の魔女狩りになったっていうのがね…
シュトには前向きに生きてほしい。
フランクも魔女が憎くて殺した、というよりも魔女たちを楽にしていた、ともとれるような会話が多かったし、魔女もみんな一生懸命生きていただけ、ともとれなくもない。
隠しダンジョンで、リリーが魔女狩りだったのがびっくりした。
リリーが村人から処刑されようとしたのは、魔女だからではなく、狩る側だったからか…
リリーとフランクは両親もいなさそうだったので、姉弟が生きるにはそれくらいしないといけなかったのかもしれない。
魔女狩りをして、魔女に返り討ちにあったということか。
その魔女もフランクが殺したけど、魔女全般フランクに殺されて安らかに死ねたのかな、っていう。
魔女みんなシュトと違って、あのまま生きていても幸せになれる未来がみえないんですよね。
シュトにはフランクがいて良かったなぁ。まあ彼も死者なのですが。
おそらくグッドEND迎えたと思うんですが、どうなんだろう?
トパルカインを殺した後シュトに会いにいったらクリアした、ということでいいのだろうか。
シュトが誰かにすべてを託せるほど、幸せな人生を送れた、と解釈していいのかな?
明確にはされていないところもあるけど、それらも含めて楽しませてもらいました。